膝が曲がらない。アドバイスを応用して早期回復
- 2017年07月05日
- ブログ
今回も、利用者の方の応用力に驚かされたお話です。
膝が痛くて曲がらない。それも両膝。朝起きて立ちあがるだけで何十分かかるか。
しゃがめない。腕で支えるから腕も痛くなる。腰も痛くなる。
病院へ行っても炎症反応はあるもののリウマチではない。
診断結果は「関節炎」だそうです。
当院での施術を受けると楽になり、膝も少し動くようになりました。
この方は「膝を曲げよう」としていたのです。
これは関節を痛める方に多く見られる傾向です。
健康な時は何とも感じませんが、「筋収縮の逆転現象」というものが起こっているのです。
本来膝は伸ばしながら使うものですが、曲げようと思うと地面に向かって体が落下してしまうので背骨周りに緊張が起こります。
膝の関節は曲げようとして筋力をゆるめてしまっていますから、関節はぐらついている状態です。
このぐらつきを背骨が細かく動くことで「帳尻合わせ」をしてくれるのですが、背骨は固まってしまっています。
すると、そのままズレが跳ね返ってきて筋肉がビックリして攣(つ)って激痛が走るのです。
膝を伸ばした状態から私が曲げようと手を加えるのに抵抗しながら膝を徐々に曲げていくと痛みは起こらず膝が曲がりました。
わたしは膝を壁につけて伸ばしながら踵で壁を踏む体操をするようにお話しました。
しかし、この方は見事な応用力を見せたのです。
椅子に片足を乗せて、痛みが和らぐように手を膝の裏に挟んでクッションにし、
膝を伸ばす力を加えながら体重をかけて曲げていくという方法です。
片足ずつ使う
膝を伸ばす
足首を曲げる
という大切な要素が組み込まれていました。
どんどん膝が曲がるようになり、背中も柔らかくなって元気になってきました。
アドバイスを受けて要領をつかみ自分なりに工夫して最適な運動を作りだす。
完全に脱帽です。
膝が痛い人にはこの体操を教えようと思いました。
ありがとうございました。
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